揺れず変わらず
- 若林宏輔
- 2018年7月5日
- 読了時間: 3分

ダイジェストでお送りしている約2週間のBlogの4回目。学会に参加するためフィンランド・トゥルクに来ています。フィンランドは夏手前ではありますが、北欧らしく天気が悪いと15℃以下になり結構寒く感じます。また同時に白夜でもあり、一日中明るかったりします。深夜2時くらいが最も暗いのですが、それでも日本の明け方のような感じです。白夜は始めての経験でしたので、頑張って夜中まで起きて「いつまで明るいのか」を観察していたのですが、これも旅あるあるで、ホテルの部屋だといつもより直ぐ寝てしまう、また海外だと朝早起きになる法則が適用され、なかなか粘れずにいました。最終日近くになってようやく無意識に日本時間に体が合わせようとしたのか遅くまで起きていられました。定期的に観察していると朝3時くらいにようやく再び明るくなってきたのを確認し、眠りました(上の写真は深夜2時位です)。
それでも日中は、雲がなく太陽が出ている限りはは、ヨーロッパの他の国と同様に日差しが痛いような暑さも感じました。トゥルクに来ている間は比較的天気が良く結構夏っぽかったですね(久しぶりに天気について書きました)。
国際学会では結構あることなのですが、開催国の企画者が現地の文化施設の訪問や体験を用意してくれています。フィンランドらしい企画として、今回はフィンランド・サウナへのツアーが企画されていましたので行ってきました。サウナといっても温泉施設というよりは、バルト海に浮かぶ島のキャンプ場みたいな所にサウナとプールがあるような感じです。向こうの人はドライサウナと言っていましたけれど、定期的に熱した石に水をかけて水蒸気を発生させて温度を上げていました。ただ、ずっと湿度が高いというわけではないのでドライというようです。サウナに耐えられなくなったら、水温15℃程度のバルト海に飛び込みます。入っているとすぐに体がかじかんでくるような温度で長くは浸かっていられません。泳いで動いている方がまだ温かいのでじっともしていられません。これを数回繰り返すというのがフィンランド式だということでした。
また学会最終日の夜もディナーパーティがありました。今回はトゥルク城で開催されました。前にこの学会に行ったときはイギリスの古い教会で同じようにディナーがありました。世界各国の人が集まって広間でコース料理を食べます。食後は、城内の別のホールでダンスパーティもありました。ヨーロッパですね。意外と踊っている人は少数でしたけど。
国際学会自体に参加する本来の意義は自分の研究をほかの国の人に知ってもらい存在を認知させることや、情報交換をして交流を深めることであったりしますが、必ずしも学会の時間帯だけで終わるわけではなく、こういった交流企画が実は充実していたりします。これは日本でも一緒かもしれません(日本ではこれが飲み会と言われます)。むしろ欧米圏のほうがこういった社交の機会が充実しているように思いますし、そういう場でのネットワーキングが色々なコネとなっていっているものと思います。学会で話題となっている内容は年々変化していきますし、その時その時で話題の中心となる人もことも変化していきますが、こういった点は以前からブレないあり方であり、認識かと思います。
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