締め切られない
- 若林宏輔
- 2018年9月28日
- 読了時間: 3分

ちらほら雨が、秋雨がなんて言っていたら、また台風が来るようです。以前も台風の名前について書きましたけれど、今回の台風は日本では24号で、アメリカではチャーリィと呼んでいるようです。チャーリィだと浜かブラウンかシーンかなと想像してしまいます(古いな)。渋いってことぐらいかな。まだ近づいているだけのようで、今日は雨が降ったり止んだりしていました。僕が外に出るときはだいたい止んでいましたね。止んでいるときを見計らって出ていっているだけでしょうけれど。
今年度秋期の金曜日は講義がありません。よって朝は少しゆっくりして大学に行きました。体を慣らすみたいなことでしょうか。ほぼ書類作成に時間を割きました。来週頭に締切の書類があったためです。こちらは他の人が書いたものを整理して、全体を見直して、それにさらに総括的な内容を書く必要があります。他にも締切を過ぎたりもう少しで締め切りがやってくる書類や資料作成があるのですが、他人があることなのでこちらを優先しました。若林は締切を過ぎてしまうのは基本的に嫌いですし、可能な限り避けるべく努力をしていますが、ときにはどうしようもないことがあります。ただし、そういう場合は締切を過ぎても大丈夫なことがわかっているケースが多いですね。急ぎではないことがわかっているということです。ただやはり気持ちの良いものではないので、可能な限り締切までに、可能であればそれより早くに出すようにしています。
基本的に、当たり前ですが、締切とは書き手よりは受け手の都合です。この場合、書き手の立場が低ければ、締切は守らなければならないルールとして機能するでしょう。例えば審査される立場の書類をイメージしてもらえればわかると思います。受験のときの書類もそうですね。つまり締切イコール足切りであるケースの締切があるわけです。まさに締め切りという意味です。一方で、締切自体は大体の目安であって、デッドラインではないという場合があります。定期的に書く必要性のあるものの場合はそうですね。つまり何度も同様のフォーマットで文章を提出する必要があるケースです。個人的には誰が読んでるんだろう?と思うモノはだいたいこちらのケースが多いです。当然、書いたものが誰かに利用されることにはなるのでしょうが、だいたい受け手がそれを読んだり収集し整理するための余裕が組み込まれた締切りが設定されています。受け手も、何らかのトラブルを想定して、少し余裕をもって締め切りを設定する傾向にあるわけです。よってこの手の書類は多少遅れても問題がないと考えることができます。もちろんそれでも締め切りを遅れることは良いことではありません(自戒)。ただ相対的な優先度としては、やはり後回しになるでしょう。
某先生がむかし「文章の質は締め切りより後に向上する」という名言(?)を豪語されていましたし、実際に共同で書いていた文章を、締め切りを過ぎても、納得がいくまで、最後まで手直しをされていました。当時は、若林も若かったというか、今でも結構そうですが、締切よりも早い段階で余裕を持って出してしまおうとするのです。その意味では、最後の最後まで文章を直そうという姿勢は欠けていると見ることができます。正直なところ、若林は文章を書くのは苦手ですし、得意でもありません。頭の中でわかりきっていることを、いちいち他人にわかるように説明して書くという行為が面倒だと思っています。そういう意味では、上記の某先生の格言は非常に強く機能するルールとして若林のなかに存在しています。普通とは逆のルールです。
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