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「おっ」と慌てる

  • 執筆者の写真: 若林宏輔
    若林宏輔
  • 2019年3月5日
  • 読了時間: 3分

 おっと。気づけば、すでに3月でした。無理するなってという声が聞こえてきそうですが、まぁ一度途切れてしまったので気楽なものです。無理のない範囲でやっていきます。天気も雨が降るとまだ寒いですが、だいぶ暖かい日もあったりと何となく春に向かっている気がしています。一方で、この間にも雨の延長で「おっ、雪か?」と思うことも数度ありましたが、でも結局大阪ではまだ本格的に雪が降った日はなかったように思います。関東以北では結構降ったような情報をキャッチしていますけれど、やはり個人的には南の方に来てるんだなぁと思っています。

 大学は春季休暇に入っていますから、ほとんど人がいません。休みだなと思うと同時に、この時期が一番大学の本質のように思えます。ようやくいろいろと自分のことができるぞ、と張り切っているのです。講義がないぶん時間に余裕があるためか、いつもであれば後回しにする、しかし実は一番大事な「無駄」を行っています。この「無駄」と思える時間がいくら取れるかが、研究に、というか人間のすべての作業に重要な役割を果たしていると思っています。無駄なことのほうが楽しいですし集中しているのです。

 2月末には大学内の某研究所の総会で研究法に関する報告をしました。総会というとなにか大事ですが、シンポジウムですね。横では各プロジェクトのポスター発表等も行われました。報告は自分なりには面白くできましたし、続くディスカッションでは興味深い議論もできました。オーディエンスの方が同じように思えたのかはわかりませんが、登壇している本人はだいたいそういう得られるものがありますし、せっかくだから何かを得ようとやっている側面があります。そうでないと報告損という感じです。

 そういえば同総会にゼミ生のM井さんがバイトで受付に入っていました。個人的には、院生なり学部生なりに、学内イベントのとくに学会・シンポジウム関連でアルバイトをお願いする場合は、できるだけその講演なり報告なりを聞かせてあげる工夫が教育的にあるべきかなと思います。お金をあげているから文句を言わせないというスタンスなのかもしれませんが、お金ももらって勉強もできれば素晴らしいではないかと思うのです。これも経済的には無駄でしょうけれど価値がある無駄というわけです。以前、何かの学会でも外の暑い・寒いなか、学生を外に立たせて道案内みたいなことを平気でさせていましたけれど、本人が望むならまだしも、道に迷うなら個人がグーグルマップなりを利用すればよいではないかと思います。

 さて前回の更新が2月冒頭でしたから、ちょうどゼミ生に5000字のレポートを課し、それが無事提出されたという話を書きました。今これの添削をしています。合間合間なので、添削が返された人の時期にバラツキがあります。もちろん、このレポートの成績評価はすでに終わっているので、今やっているのは卒業論文としての添削になります。読んでみるとやはり進捗にバラツキがありますし、文字に起こして書かせてみると理解している部分と理解していない部分があるというのがよくわかります。それでもやはり各人が前進していることは間違いないですし、個人個人の成長の跡がみられます。また思っていたよりも文章力のある人がいることに気づいたり、研究内容を理解していることがわかる人もちらほら。3月前半には全員に返して4月からの研究につなげたいと思っています。前半なのは、若林が来週には国外出張があることも関係しています(予告)。

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